ユーカリは英語でEucalyptus。「しっかり包まれた」という意味を持ちます。

これはユーカリの蕾が殻のようなもので覆われ、その殻のようなものが割れてポロリと落ちた後に花が咲くところからつきました。

このユーカリはアロマテラピーでも花粉症にはよく使われますが、種類はとても多く700種以上もあり、成長が早いことと、含まれる精油に防虫作用があることから家具や建材にも使われています。

yukari01_03

「ユーカリとバジルの組み合わせで20倍にも上がる抗菌力!」

フトモモ科のユーカリの精油には「シネオール」を主成分としてその他微量な成分が含まれています。シネオールは樟脳に似た香りを放ち、ローズマリーやセージ、バジルにも含まれており、去痰の働きに役立ちます。成分はユーカリの種類によって多少違い、すべてのユーカリオイルは殺菌作用がありますが、中には抗ウイルス作用を併せ持つものもあります。ある実験によるとユーカリオイルとバジルオイルをブレンドすると抗菌力が20倍にも上がったそうでブレンドは効果的なようです。

風邪をひきやすい時期や梅雨時期にはお部屋の芳香浴に良いかもしれませんね。

 

「抗アレルギー作用を持つといわれるシネオール」

過敏に反応する働きをアレルギーと言いますが、アレルギーとはヒスタミンなどによって誘発されて起こるくしゃみや鼻水・鼻づまり、湿疹、目や皮膚のかゆみなど、充血して炎症を起こしている状態のこと。

抗アレルギー作用とは、ヒスタミンなどの動きを抑え、症状を緩和して炎症を鎮める働きのこと。

最近は花粉がお肌に付着することで、お肌のバリアゾーンが壊れやすくなり乾燥や痒みの原因になることもわかってきたようです。

薬はなるべく控えたい…そんなときにハーブを使ってみるのもよいでしょう。

抗アレルギー作用を持つといわれるシネオール。
洗面器にユーカリハーブの葉を大さじで山盛り1杯いれて熱湯を加え、頭からバスタオルをかぶってスチームにしてはいかがでしょうか。

湯気に溶けだした精油成分が鼻や気管やお肌に柔らかく働きかけ、睡眠前のリラックスタイムとなるでしょう。

 

「全体摂取のハーブは日常の維持と調整に必要なもの」

ハーブの優れたところは多様な活性成分を微量に持っているから安全性に長けていること。その時に応じて、必要なものを必要な時に必要なだけ。そんなチョイスができるのがハーブの良いところでもあります。

しかし、そのハーブでアレルギーをいくら抑えても「過敏」というもの自体は何も変わりません。なぜ過敏な体であるのか、その根本を見ていかなければ、いくらハーブでも対処療法にしかなりませんので、根本を含めての全体療法のひとつとしてハーブを取り入れていくところに楽しみ方も変わってくるのではないでしょうか。

お薬の大半はハーブから抽出した成分が使われておりますが、お薬は早急な時に必要なもの。

全体摂取のハーブは日常の維持と調整に必要なもの。

そこの部分をちゃんと認識していくことで、私たちの意識や生活も少しずつ変わっていくのかな…と思います。

 

「心を和ますユーカリの木」

今日一日のお休み前にユーカリとエルダーやペパーミントのブレンドティーはいかがでしょうか。

枕元には素敵な夢が見られるようにユーカリオイルを含ませたコットンを置いて見るのもよいでしょう。

お庭にユーカリの木を植えるのも素敵です。ユーカリの立ち姿は涼やかで眺めているだけでも癒しの時間となります。伸びた枝は切ってブーケを作りお部屋に飾ってもおしゃれですね。

こうした楽しみ方は、ハーブに全面依存することなく自ら胸腺を活性化させる大きな自己管理になるので、楽しむことはとても大切な自己管理エッセンスといえますね。

どうぞ楽しいハーバルライフを。

 

ハーブのことなら古賀市のハーブの専門店ファルムへ。

お気軽にどうぞ。